シロアリの対策のメリットを専門店が解説します!
シロアリの駆除はしても、対策をする方は少ないでしょう。
「シロアリの対策はした方が良いのだろうか」「シロアリってどんな生きものなの」と思う方も多いと思います。
そのような方はこの記事を読み、シロアリ対策のメリットを知っていただけると幸いです。
対策よりもすでにいるかもしれないと疑っている方はまずはこちらの記事をチェックしてみてください。
シロアリの生態とは
まず、シロアリが家に侵入する経路を2つ紹介します。
1つ目は、地面からの侵入です。
屋外の切り株や杭、枯れ木などから蟻道(きどう)と呼ばれる土の道をつくります。
その中を通り地面から侵入してきます。
2つ目は、羽アリによる侵入です。
新しいコロニーをつくるために、アリの巣から羽アリが大量に飛び出します。
そして、水を確保しやすい湿った場所を好んで、巣をつくり、コロニーを拡大させていきます。
次に、シロアリが生息するのに必要な4条件を紹介します。
1つ目は、餌です。
シロアリは生き物ですので、栄養源が必要になります。
倒木や堆積した落ち葉などだけでなく、木や本、畳までも餌にします。
家の近くに木材があると、それを餌場に集まる可能性があります。
2つ目は、水分です。
シロアリは乾燥に弱く、生存には水が必須で、常に湿度の高い所を好みます。
家の中では、風呂場や洗面所、トイレなどの水回りを好みます。
3つ目は、適度な温度です。
ヤマトシロアリは、12~30度、イエシロアリは17~32度を好むと言われています。
4つ目は、酸素です。
シロアリも当然、酸素が必要です。
シロアリ対策のメリットとは
1つ目は、家の劣化を防げる点です。
シロアリは、暗く湿っていて、暖かい場所を好みます。
このような場所は、建材の腐食が起こりやすい所でもあります。
つまり、シロアリを予防することは、このような腐食が起こりやすい場所を改善できることでもあります。
2つ目は、耐震性の維持できる点です。
シロアリは、建物の基礎などを通って、建材を食害します。
そのため、柱の下部に空洞をつくり、建物の耐震性に影響を及ぼします。
シロアリに気づいたときには、すでに広範囲で被害が起きている可能性が高いです。
つまり、シロアリを予防すると、地震や台風などの災害が来た際にも安心ですね。
シロアリの食害のみで家屋が倒壊する可能性は極めて低いですが、対策をすることで、大切なご自宅を長く安心して住めることにもつながります。
まとめ
今回は、シロアリの生態や対策のメリットを紹介しました。
シロアリによる被害を対策するか否かで、家を災害から守ってくれるかどうかまでも決まることがあります。
ぜひシロアリの対策に目を向けてみてはいかがでしょうか。