鳩の巣がベランダにあると知っていますか?駆除しないと重大な健康被害につながる恐れが!
「どうしてうちのベランダにばかり、鳩が集まるんだろう」と疑問に思っていませんか。
鳩は、人間の生活に近い場所で暮らすことに適応しています。食べ物や水が豊富で、安全で暖かい場所を好みます。
しかし 同じマンションでも、鳩が巣を作るベランダとそうではないベランダがあります。 また、巣によって健康被害を受けることもあります。 この記事では、巣が作られやすいベランダと健康被害について解説します。
鳩がベランダに巣を作る理由と、巣を作りやすいベランダとは
日々の生活でよく見かける鳩はキジバトとドバトです。
そして、特にベランダで被害を及ぼすのはほとんどドバトです。
それは、ドバトが岩場の割れ目や高い場所などに巣を作る習性があり、その環境に似ているからです。
また、ベランダは鳩にとって雨風をしのげたり、カラスや猫などの天敵からも逃れられたりするメリットもあります。
一方、同じマンションでも被害を受けるベランダと、全く受けないベランダがあります。
以下で、被害を受けやすいベランダを3つ紹介するのでぜひ参考にしてください。
1つ目は空き部屋のベランダです。
空き部屋は人が来ないため、鳩にとってかなり安全な箇所です。
放っておくと、産卵や孵化を繰り返し、多くの糞が堆積、飛散することで建物自体にも損害を招く可能性があります。
2つ目は人の出入りが少ないベランダです。
学生寮や社員寮などの部屋で見られやすく、このような環境も鳩の巣作りに最適な場所になります。
3つ目は物置状態になっているベランダです。
使わないものが適当に置かれている場所は、鳩が住み着きやすい環境です。
植木鉢をたくさん置いてあるベランダも注意。巣材にされるばかりでなく、植木鉢に直接卵を産むケースも多く、よく問合せがあります。
また、室外機や給湯器なども鳩が身を潜めやすいため、知らない間に営巣されていることがあります。
あなたのベランダは、これらの条件に当てはまりますか?もしそうなら、鳩の巣を見つけたら早めに駆除することをおすすめします。なぜなら、鳩の巣は健康被害を引き起こす可能性があるからです。
鳩の巣を駆除しないと健康被害を受けるかもしれません!
ベランダに鳩の巣が作られると様々な被害を受ける可能性があります。
以下で2つの被害を紹介するので参考にしてください。
1つ目は糞により、健康的、衛生的、視覚的に被害を受けることです。
羽毛や糞はダニやシラミ、ノミなどの発生源となります。これらは、カビやダニ、細菌やウイルスなどの病原体を運んでおり、空気中に飛散することで人間に感染することがあります。例えば、以下のような病気にかかるリスクがあります。
他にも、糞は悪臭を放ち、美観を損なわせるため衛生的、視覚的にも影響を及ぼします。
- 鳥インフルエンザ:鳩が感染した場合、呼吸器系の症状や高熱などを引き起こします。
- クリプトコッカス症:鳩の糞に含まれるカビが原因で、肺炎や髄膜炎などを引き起こします。
- ヒトニューキャッスル病:鳩が感染した場合、発熱や咽頭炎、結膜炎などを引き起こします。
- ヒストプラズマ症:鳩の糞に含まれるカビが原因で、肺炎や皮膚炎などを引き起こします。
これらの病気は、免疫力が低下している人や高齢者、子供などに重篤な影響を及ぼすことがあります。また、アレルギー反応や喘息発作も引き起こす可能性があります。そのため、鳩の巣を放置することは危険です。
2つ目は鳴き声や羽音による騒音被害です。
早朝や夜間にそれらが聞こえると睡眠を妨げる可能性があります。
また、近隣の住民にも迷惑です。
まとめ
今回は鳩の巣が作られやすいベランダと鳩による健康被害について解説しました。
鳩は人間の生活に近い場所で暮らすことに適応しています。
ベランダは鳩にとって理想的な巣作りの場所ですが、鳩の巣は病原体を運んでおり、人間に健康被害を引き起こす可能性があります。そのため、鳩の巣を見つけたら早めに駆除することが大切です。